時代の最先端? 

これから多くの人に受け入れられていくであろう仕様のロードバイクを納めさせていただきました。DSC07351DSC07358 DSC07359ツール・ド・フランスなどの自転車競技で使われているロードレーサー(ちょっと古い言い方かもしれませんが・・・)はトッププロが駆る速く走る、ゴールを一番で駆け抜けるための最も優れた機材と言えます。自動車に例えれば極端ですが F1 と言っていい代物です。そのトッププロが乗っているF1マシーンを資金さえあれば誰でも購入でき、気軽に公道を走行できて普段では味わえない風を切って進む感覚を得れるのもロードレーサーの魅力の一つでしょう。
しかしそのF1(ロードレーサー)は万人にとって良い代物と言う訳でではありません。雨の日のブレーキング性能、下りでのコーナーリング、走行時の快適性、安定性。大多数の一般の方に重要なのは速さよりも安全性や快適性が重要になってきますよね。
そこで、今、業界が動きだそうとしているのが太めのタイヤにワイドリム、そしてディスクブレーキの流れなのです。DSC07356 DSC07357
リアルなレースシーンにおいてはディスクブレーキのリスクが大きく取り上げられていますが、一般の方が広く、永く使おうとすると太めのタイヤとワイドリム、ディスクブレーキは甚大なる恩恵を与えてくれます。
F1マシーンのロードレーサーより万人がより良く快適に使用できるロードバイクを推進し始めているのです。現に欧米ではロードバイクに太めのタイヤを履かせディスクブレーキ仕様のグラベルロードと言う分野が確立されていて人気を博しています。
気楽にアスファルトをクルージングでき、気になる小道があったらふらっと入り込んでいける、たとえそれが砂利道や未舗装路であったとしても。

今回、納めさせていただいたのは COLNAGO WORLDCUP(シクロクロス車)ですが、オナー様のご意向によりブロックタイヤから、よりエアボリュームがある35Cのブロックノブが低いGravelKING SKに替えさせていただきました。DSC07352アップライトなポジションと相まって気楽にのんびり乗り込むには最良の仕様になっています。
いかなる条件でも快適に進め、安心して止まれる。これから数年後にはディスクブレーキにワイドなタイヤがもっと認知されてゆくことでしょう。
I村様 ありがとうございます。DSC07353
最初の一台としたら申し分ない先進的な組み合わと、自信を持ってお楽しみください。

BONT VAYPOR+2016

ラグジュアリーとスポーティーが合体!
最新の技術でクラッシックな素材を使用したサイクリングシューズ BONT Vaypor+2016 が入荷しました。
BONTの最大の特徴は
一部が熱成型できる他社品とは異なり、BONTシューズはシャーシ全体が熱成型可能で癖のある足型の方でも完全なるカスタムフィットが可能になります。
一度そのフィティング性能を体感されたら他のシューズは考えられないほどです。DSC07344カンガルーレザーをアッパーに使用した、高級感がありつつも強度に長けたスペック。見るからに足にフィットし踏力をダイレクトにペダルへ伝えてくれそうなフォルムを作り出しています。
今回入荷したのは定番のモノクロシリーズのBlack/Whiteです。

それでは各部の詳細を見てみましょう。
リテンションシステム 2016バージョンのVaypor+はIP1 Dual Directionalダイアルを使用。BOA製プレミアムシリーズのダイアルはマイクロ調整と素早いリリースを可能にしてます。DSC07337ユニダイレクショナルカーボンシャーシ マット仕上げになっているモノコック構造のシャーシ仕様。クリートの調整をしやすいようグリッド線を改良しアップグレードされています。DSC07340通期性能 フロントバンパーの空気孔により良好なエアフローを確保。通気性を最大限に引き出す穴の開いたアッパーとベロを併せて通気性を確保しています。DSC07336

解剖学的ヒールカップ 踵の上までカバーされた解剖学的設計のヒールカップがペダリング時の引き足を安定させ、靴紐をきつく締める必要がないために血液循環を妨げず履き心地が非常に良好です。DSC07338EVAサーモインソール 熱成型可能EVAで造られたインソールは薄手でありながら違和感が極めて少ないフィーリングを与えてくれます。DSC07341クリートやヒールパッドを止めるナットはRoad Shoe T-Nutsで裏面から交換可能で、万が一錆びたり破損したりしてもスペアパーツが準備されています。その他スペアパーツ群も準備されており、末永く使える設計になっているのです。DSC07342 DSC07343サイズによってもばらつきはありますが、左右合わせて543gの重さでした。
軽量性とカンガルーレザーの履き心地、熱成型による抜群のフィット感を高次元でミックスしたBONT Vaypor+2016 どうぞお試しください。
DSC07346BONT Vaypor+2016 サイズ:41 価格:74,520円(税込)
こちらのモデルは特別に熱成型工賃(4,000円)はサービスになります。DSC07334

ホィールも個性的に

お客様のご予算に合わせ、当店の手組ホィールを納品させていただきました。
(本来は、より上質な至高の手組ホイールをオーダーいただいているのですが、諸事情により部品の入荷が遅れ、ご迷惑をおかけしてるところです。しかし、普段気軽に使えるホイールが欲しいとご要望をいただいたので急きょ本ホイールを手配させていただいた次第です。)

リムは軽量でありながら高品質なカスタマイズパーツ群をリリースするブランド『ユニパー』の ロードエアロリムAero をチョイス。
ハブは軽量でありながら価格も抑えられるTNIのエボリューションライトハブ、スポークはCX-rayで組ませていただきました。DSC07304 DSC07305 DSC07308 DSC0731230mmリムハイトのセミエアロでありながらも1400gを示す重量で組みあがりました。
タイヤはもちろん当店一押しのContinental GP4000SⅡを履かせていただき、これで8万を切る価格に抑えることができました。

目標とされるサイクルイベントへ向けてこちらのホイールでガンガン乗り込まれ脚を作って行かれることでしょう。
重ね重ね、ありがとうございます。

リフィットの重要性

昨年暮れにBIKE FITを受けていただいたお客様に再度フィティングを受けていただきました。
自転車イベント本番のためにサドルを替えられたことと、よりご自分の足にフィットするシューズを購入されたので、新しいシューズでも同じように踏めるようにとのご要望でした。DSC07302
また前回フィティングさせていただいて、ご自身で乗り込まれていたのですが、どうしても片側の脚に違和感が残っていると、再度チェックも希望されていました。

レーザーを用い腰、膝、爪先の軌跡を確認すると、感じられているように内から外へ抜ける症状が見受けられました。DSC07303
症状から見て定石通りにフィティングしたのですが、外に逃げるというフィーリングは治まらず、考え込んでしまいました。
試しに乗り手の意見(フィーリング)をそのまま受け取り、定石とは真逆なフィティングを試みてみました。
すると、驚くことに内から外へ逃げるという症状は治まり、思った通りにペダルを踏めると口にされた次第です。
フィティングは奥が深く、乗り手の状態を鋭く観察し、意見を聞きながら、本当に乗り手が求めているポジションを導きだしてゆくことです。左上 右上例えばサドルに真っ直ぐ座れているのか?
骨盤がねじれてないのか?少しの体の変化を読み取りライダーと共有していくことが非常に重要です。
苦労して導き出したポジションで、乗り手(お客様)が納得して終わられたときはこちらも嬉しくなってきます。