Why ENVE?

当店が取り扱うホイールは幾つもブランドがありますが、圧倒的に手組のホイールの納品が多いです。オーナー様の使用用途、好み、価格によりカスタマイズでき、自分だけの一本(一セット)を作り上げられるのが魅力となっています。

今回は妥協を許さないクライアント様から、珠玉の一セットをご希望いただきました。構成パーツで先ず入荷したのがこちらのリム。 ENVE Composites がリーリスする Smart ENVE System 3.4 Disc です。
風を味方につけるスマート エンヴィシステムの技術とエンヴィのマウンテンバイクリム技術を融合さることによって標準クリンチャーリムより強靭で軽量なディスクロードバイクに特化したリムを誕生させることに成功しました。

ENVEのリムは確かに誰もが認める高品質、高強度、高性能そして軽量です!
しかしながら、高価格なのがネックで多くのライダーが購入を躊躇される一因となっているかもしれません。
価格が他メーカーのそれに比べ割高なのは理由があります。
大半のメーカーは製作費用を抑えるために人件費の安い海外工場で生産しているのが常です。
ENVEのリムは Made in United Statesえっ? じゃ価格を抑えるために海外工場で生産すれば良いじゃん!
今時、価格のアドバンテッジを得ようとするならOEMでしょう!

とお考えでしょうが、出来ない理由があるのです。

ENVE Compositesは高品質、高性能のリムを生み出すために使用するカーボンの材質は軍需産業クオリティーのカーボンファイバーで構成されています。この材料は United States(米国)でしか扱いができない、極めて軍需性が高い材料なのです。
(軍事的緊張が高まったら軍の方へ優先的に供給されるので製品の入荷が不安定なのかもしれません)
しかも成型に必要な特殊樹脂をカーボンファイバーにしみこませたプリプレグはおよそ2週間しか品質が持たないので取扱いが非常にデリケートです。

そんなに高品質なのか・・・

とあるルートでカットサンプルを入手しました。
内壁を視てみると余分な樹脂の凹凸がなく、確かに外側と何ら変わらぬスベスベの作りになっています。これは製造時にリムの内部で膨らんでカーボン素材を型に押し付けるブラダ(風船のように膨らむバルーン)が他のブランドと違い特別な素材で作られ全ていて、全て取り外しが可能な仕組みとなっているからです。
(ちょっと、内部にカスが残っているのはご愛嬌)
そして、驚くべきはスポークホール周辺の構造
普通のカーボンリムはリムを成型した後にドリルでずぼずぼと穴を開けて完成させます。これだと必要なカーボン繊維が切れ、高強度を保つことが難しくなります。
ENVEのリムは最初から穴を開けた状態で成型しているためカーボン繊維が途切れることなく、高いスポークテンションを受けることが可能になっています。ENVE Composites は世界最高品質のカーボンファイバー製品を製造し、最良のサービスとサポートを提供しています。
保証内容は5年間のメーカー保証生涯ロイヤリティ保証を提供しています。
Warranty:https://enve.com/ja/support/warranty/

ENVE Composites それだけ自信を持って世に送り出しているのでしょう。

高価格、高品質には理由があります。
What more could I ask for?
機会があればENVE Composites の製品をぜひお試しください。
あなたのサイクルライフをもっと豊かに、充実したものとして手助けしてくれるでしょう。

Smart ENVE System 3.4 Disc rim 前後セット  価格:244,000円(税別)