2019 乗鞍HC レース編

第34回 マウンテンサイクリングin乗鞍のフォトレポート レース編です。

スタートまで30秒の表示。緊張感が高まる。号砲とともに一斉にスタート。
先頭集団のレースの流れを見るために、少し間を開けペダリングを開始する。 試走して分かったのだが、最初の1kmはコースプロフィールには表れてないが、勾配が8~9%ほどあり意外にきつい。
あっと言う間に脚がある小集団が編成される。
同時スタートのトップ集団を見送った後は自分のペースを刻み、登坂を続ける。
4500人以上の参加人数。カテゴリーが10組も分けられており。スタートも18グループある。
先にスタートした別グループの選手を縫いながらの走行が強いられる。
7km地点、三本滝 のCP1を通過。予定していた20分のタイムで通過することができた。
抜けども抜けども人、人、人。
淡々とペダイングしながら高度を稼ぐ。
スムーズに走行し、選手を抜こうとするとどうしても最短、勾配のあるところを踏んでいかないとならない。脚が削られる。
15km地点、標高2350m。位ケ原山荘のCP2を通過。
予定していた時間より少し遅れる。ここからが踏ん張りどころだ。
森林限界、標高2500mを越えると視界が一挙に広がった。
気持のせいか空気が薄くなったように感じる、いや薄くなっているのだ。深く呼吸を繰り返すがスカスカした感じで脚の力が入らない。 ゴールまで残り1km。既に一番最初にスタートしたチャンピオンクラスの下山が始まっていた。コース幅が半分になり前の選手を抜くのに気を遣う。
岐阜県との県境がゴール。
全長20.5km 、標高差1,260m 走行タイム1時間12分18秒。
走っている最中はまだか、まだか?まだ終わらないのか? と思ったが、
終わってみるともう終わりなのか、と思ってしまうくらいのあっと言う間の時間だった。
下山用の荷物を受け取りに駐車場へ向かう。
番号別に振り分けられた荷物の中から自分の荷物を探し出す。
下山用のウインドブレーカーを羽織らないと標高2700mの高地は気温が低くすぐに体温を奪われる。
下山に向かう参加者の列。今まで上ってきたコースを一望できるポイント。
遠くに見えるのは南アルプスだろうか。 他の参加者とともに30分以上かけて上ってきた道を引き返す。
疲れた体、コーナーもきつくスピードも出るので注意が必要だ。 初めて参加したマウンテンサイクリングin乗鞍、天候にも恵まれたこともあり、非常に心に刻まれた大会でした。
もう少しタイムも縮めれるかの知れない、、、という気持もあり少し悔しい大会でもありました。
また来年、挑戦するかもしれません。ご一緒に乗鞍HCへの挑戦いかがでしょうか?