シマノ ディスクローターの限界

昨今、ロードバイクにおいてディスクブレーキの認知度は飛躍的に拡大しつつありますね。
リムブレーキに比べ、あらゆる条件において安定した制動力を発揮します。ブレーキパッドもリムブレーキのそれに比べ減りが少なく長期間使用することが可能です。エントリーユーザーにも超オススメです。ただ、それゆえに忘れがち(気が付かない)ことがあります。
それは、ディスクローターの摩耗です。

えっ、ディスクローターって減るの?

そうなんですディスクブレーキローターも使えば減ってきます。

シマノのマニュアルにも
ディスクブレーキローターの厚みが1.5 mm以下の場合は使用しないでください。アルミ面が出てきた状態(上位機種は3層構造になっている)でも使用しないでください。ディスクブレーキローターが破損して転倒し、重傷を負う可能性があります。
と記述があります。

シマノのローターは新品の状態で1.8mmの厚さがあります。
(各社で若干ローターの厚さは違ってきます)
あるお客様がブレーキの効きが悪いとご相談があったのでブレーキパッドを交換すると同時にブレーキローターの厚みを測ってみると
1.5mmほどに擦り減っていました。
これでは交換しないと正常な性能が発揮できないですよね。安全に直接関係する箇所なので早速交換させていただきました。

当店でも新車販売のおおよそ半分はディスクブレーキ仕様になりつつあります。
MTBに乗られている方、以前よりディスクロードに乗られている方々、ブレーキパッド交換時にローターの摩耗にも気に留められることを推奨します。