羊の皮を被った

100年以上の歴史をもつイタリアの老舗ブランド Wilier (ウィリエール)
そのラインナップのなかで山や、峠道の名を冠したレーシングバイクが幾つかあります。MORTIROLO、IZOARD、LAVAREDO etc。 これはその山や峠道を果敢に攻め落とせるイメージと能力をユーザーに示すためでしょう。

今回、納車させていただいたも山の名前を冠したロードバイクです。
アルミフレームのエントリーモデルながらシリーズ最軽量に仕上がっている日本オリジナルのモデル Monte4(モンテ クァトロ)。それは、ヒルクライムバイクとしても遜色のないレベルに仕上がっています。
この羊の『皮を被った狼』と呼べる戦闘能力の高いアルミ ロードバイク Monte4(モンテ クァトロ)を続けて納車させていただきました。Monte4(モンテ クァトロ)の細部の作りを確認してみると、全くオーソドックスな作りだと分かります。
外装のワイヤリング、少しスローピングがきついトップチューブ、上下で異径のヘッドパーツ。  製作コストを抑えながら質の高いフレームを作り出す工夫が各所に見受けられます。
さて、気になる重量は
SHIMANO 105 のコンポーネントとRS100のホイールで
な、なんと!8kg前半の重量を示していました。
ホイールやタイヤ、サドルなどを軽量モデルに換装すると7kg台を優に叩き出すでしょう。
最初の一台としたら申し分ない軽量アルミロードモデルです。
H川様、S藤様 ありがとうございました。ただ今、当店では Wilier キャンペーン を実施中です。

2020県選手権ロードレース

昨日はお休みをいただき南阿蘇のASPECTAで開催された『2020県選手権ロードレース 』に参戦してきました。全国的にコロナ禍でイベント開催に慎重になるなか、考えられる対策をして大会を開催してくださった熊本県自転車競技連盟にお礼を申し上げます。

さて、私が出場したのは30歳以上を対象としたマスターズクラス。参加人数の関係でU-23とチャンピオンクラスの同時スタートとなっていました。
1.6kmのコースを25周回(40km)なので序盤からハイペースになると予想されます。
レースのポイントになるのは勾配8~9%の200mほどの上り。
ここをいかに集団から遅れないようにこなすのが重要になってきます。
2周回目に入り上りに差し掛かる直前で位置取りをミスり、集団がペースアップした際に取り残されてしまいました。それでも追走の小集団(5~6名)を形成し、メイン集団に合流すべくローテーションを回しました。この小集団の脚が揃っていたのと、追走を諦めない意識が統一されていたからなのか、奇跡的(?)最後の2周を残すところでメイングループに追いつきました。
そのまま最終の上りをこなし前方でゴールスプリントに突入するも、既に脚が残っていなくなだれ込むようにゴール。
U-23とチャンピオンクラスと混走なので着順は分からなかったのですが、発表されたリザルトを見てビックリ!
な、なんと、3位に滑り込んでいました。
一緒に練習している選手もそれぞれ結果を残しており、今年の夏の忘れられない思い出になったに違いありません。

チャンピオンクラスの表彰ジュニアの表彰 そして、一番驚いたのは
当店を利用していただいている中学生が高校生を下して表彰台の真ん中に立っていました。
女子 U-17の表彰今後の活躍が楽しみですね。

SES 3.4 Disc

Smart ENVE System(スマート エンヴィ システム)3.4 Disc を納品させていただきました。ENVEを選ぶ理由
2009年の発売以来、カーボンエアロホイールの雄としてサイクリストから圧倒的指示のもと確固たる地位を確立しているSES(スマート エンヴィ システム)
その製造方法は他に類をみない、手間を惜しまない製造工程になっています。
ENVE工場内の様子は ⇒ こちら

SES 3.4 Disc リムは
エアロダイナミックスを最適化するために25mmタイヤの使用を前提として設計され、リム幅は27.5mmの幅広になっっています。Made in the USA.
海外に輸出を禁じられている高品質なカーボンファイバーを材料として使うため、製造国が、高品質を担保するために担当した氏名もリム内部にひっそりと記されています。

フロントリムは38mmの深さでリアよりも浅く、横風をいなすためにずん胴型のリム形状になっています。一方、リアリムは深さ42mmで、全体的な空気の流れを改善しています。そして、昨今のDiscブレーキホイールでは標準になりつつあるチューブレス仕様。
これはスピード、快適性、グリップ性、耐パンク性の向上に大きく貢献しています。

最高品質の ENVE 3.4 Disc リムにハブはこちらをチョイススポークはエアロダイナミックスを追求するためにはコレは必須でしょう。
SAPIM CX-RayとENVE独自のインナーニップル(リムの内部にニップルが隠れる)によりエアロダイナミックスに磨きがかかっています。
フロント、リアのディープリムでありながら重量は驚きの1400g前半に納まりました。 ディスクブレーキローターはとある事情によりRT-M900を使わせていただきました。
これで、時より出現する あのサウンドも軽減されるでしょう。

N嶋様 ありがとうございます。
これで全て整いました。後は脚を作るだけですね。

夏の気配

今朝は久々に晴れましたね。明日はまた雨みたいですが。。
今朝のショップ練は11名で玉名方面の平坦路を楽しんできました。
お店を出発するころはいくぶん涼しかったのですが、中盤になるころには日が照り出してきて、信号で止まると大量の汗が噴き出る蒸し暑さでした。
考えてみると七月ももう中旬ですよね。
例年なら、そろそろ梅雨が明けても良いころです。 次のショップ練は連休中に「ロングライド」を予定してます。
ご都合が合えばご参加ください。

シマノ ディスクローターの限界

昨今、ロードバイクにおいてディスクブレーキの認知度は飛躍的に拡大しつつありますね。
リムブレーキに比べ、あらゆる条件において安定した制動力を発揮します。ブレーキパッドもリムブレーキのそれに比べ減りが少なく長期間使用することが可能です。エントリーユーザーにも超オススメです。ただ、それゆえに忘れがち(気が付かない)ことがあります。
それは、ディスクローターの摩耗です。

えっ、ディスクローターって減るの?

そうなんですディスクブレーキローターも使えば減ってきます。

シマノのマニュアルにも
ディスクブレーキローターの厚みが1.5 mm以下の場合は使用しないでください。アルミ面が出てきた状態(上位機種は3層構造になっている)でも使用しないでください。ディスクブレーキローターが破損して転倒し、重傷を負う可能性があります。
と記述があります。

シマノのローターは新品の状態で1.8mmの厚さがあります。
(各社で若干ローターの厚さは違ってきます)
あるお客様がブレーキの効きが悪いとご相談があったのでブレーキパッドを交換すると同時にブレーキローターの厚みを測ってみると
1.5mmほどに擦り減っていました。
これでは交換しないと正常な性能が発揮できないですよね。安全に直接関係する箇所なので早速交換させていただきました。

当店でも新車販売のおおよそ半分はディスクブレーキ仕様になりつつあります。
MTBに乗られている方、以前よりディスクロードに乗られている方々、ブレーキパッド交換時にローターの摩耗にも気に留められることを推奨します。

BONT(ボント) Helix( ヘリックス)

競技志向の方で、自転車のフレーム剛性やBB(ボトムブラケット)の剛性を気にされる方は多くても、意外に足元を気にされている方は少ない。

自身が生み出したパワーはどこで自転車に最終的に伝達されるのか?
如何に効率的に自身のパワーを推進力に変えるのか?
先ず第一に重要な部分は足元ですね。
フレームの効率性を考える前に、先ず足元の効率性を!
当店の一押しのサイクリングシューズ BONTの最新モデルHelixを納品させていただきました。 BONTのシューズは適正な熱を加えることにより、極めて剛性が高い特殊樹脂製のソール(シャーシ)が手で掴んでも変形するほど柔らかくなり、ご自身の足にフィットさせやすくなります。

今回のお客様はよりフィット感を高めるために真空引き作業もさせていただきました。
ご自身の足にピッタリとカスタマイズされたBONTシューズは剛性がありながら長時間履いても全くストレスを感じさせない逸品に仕上がります。
Helix( ヘリックス)の特徴として、足底からフロント、アッパーにかけてワイヤーが靴全体に張り巡らせてあり、まんべんなく包み込むようなフィット感を実現させています。
熱成型されたシューズと合いまり自分自身のためにオーダーメードされたようなサイクリングシューズに仕上がるのです。

貴方も異次元のフィット感をいががでしょうか?

状況のご報告

テレビでは福岡県、大牟田市の被害報告がされていますが、とりあえずクロスロードバイシクル営業出来ております。

7月6日の豪雨は大牟田市でも大きな被害が出たようです。
お店がある付近も一時は目の前の道が川のように増水して、船のように水しぶきを上げながら車が通行していました。 当店も水が少しづつ迫って来てましたので商品類を高いところに上げて、無事であってくれと祈りながら避難した次第です。

7月7日になると雨は小康状態でお店の周辺からは水が引き、河川の水位も下がっているようです。先ずは一安心ですが、今年の雨はまだまだ予断を許さないようですね。
何方さまも身の安全を第一に行動してゆきましょう。

シャワーライド

今朝のショップ練は雨が降り続くなか、二人で雨天ライドを楽しんできました。

夏の陽射しに照らされて汗をかきながら走るのも良いですが、この時期だけの醍醐味、雨に濡れながらサイクリングするのも楽しいものです。
普段はオーバーヒートになりそうな身体も雨により冷却されて、思った以上に快適に走れます。下り坂やカーブに気を付けながら(騙されたと思って)雨天ライドをしてみてはいかがでしょうか?
新しい発見があるかもしれません。

NINER RLT9 RDO

ライダーによって走り方や用途、バイクの好みは様々異なります。

オフロード系のフレームを得意とする生粋の29インチブランド。

クロモリチューブのハードテールからカーボンモノコックフレーム、フル・サスペンションモデルの最新テクノロジーを搭載した軽量モデルまで乗る方のニーズにあった幅広いラインナップのフレームを提供している米国は西海岸発祥の NINER(ナイナー)RLT9 RDOを納車させていただきました。RDOとはRace Day Optimized の略で、レースのための最適化モデルの意味ですが、オーナー様のご要望でロングライドやレースは基より、普段でも気楽に乗れる仕様で組ませていただきました。主要コンポーネントには
ドライブトレインには軽快さと確実性を担保するためにロード用のR9100シリーズを採用し、コックピットには扱い易さを第一に考え、MTBコンポーネントから流用のM9000シリーズを取り入れて組ませていただきました。 足回りのホイールは ENVE G23リムにChris King R45 Discで構成。まだあまり出回っていないこのENVE G23リムはワイド フックレス ビードと名付けられたリム打ちパンクを激減させる ENVE 独自のリム構造になっています。チューブレスレディー対応ですが、安心してガンガン使う上でその形状ゆえにENVEが推奨するタイヤを取り付けることが必要になってきます。オーナー様の用途とご要望がばっちり合ったPanaracer GravelKing SK 700 x 43cを組み込ませていただき、ディスクローターはハードブレーキング時にも制動性と静寂性を合わせ持ったRTM900を採用させていただきました。トップチューブに記されたNINERのポリシーでもある「Pedal damn it」(とことん踏め!)の文字。その下には等高線のような波状の柄が彩られています。
体に直接コンタクトするデリケートなサドルとグリップには ERGON GP1、ERGON  SR Pro を取り付けて快適性に追い打ちをかけました。通常はドロップハンドルで組まれることの多いこの NINER RLT9 RDO ですが、このようなワガママな(良い意味で) 仕様を具現化することも あり だと思います。
自転車は自由な乗り物です。オーナー様のご要望にお応えできるように様々にカスタマイズさせていただきます。
U原様 ありがとうございます。

GUSTO(グスト)

フラッグシップ以外は必要ないというポリシーを持つGUSTO(グスト)
フラッグシップ以外は造らないことで、余計な開発コストが掛からず、搭載するコンポーネントを変更することでお客様の要望に応えるラインナップ可能にしています。
そんな GUSTO(グスト) を続けて納車させていただきました。

GUSTO RCR Team DURO Sport
フレーム構造を特殊な弓型減振設計にすることで不快感をもたらす路面抵抗を弓形のフレームデザイン(Arcus Damping DesignとInnegra)の組み合わせにより路面抵抗
を効率よく吸収し、乗手のストレスを軽減させています。
M場様 ありがとうございます。


プロチームが実戦投入しているフレームを使ったこのモデルも価格はお求め安くても、性能はホイールにカンパニョーロ ゾンダを履かせており、即実践のレースで走れるポテンシャルを持っています。
RCR TEAM Evo フレームの左右で対照的なカラーリングを採用していることも GUSTO RCR TEAM Evo の個性を際立たせています。
F川様 ありがとうございます。