MTBホイールチューブレスリムの老舗ブランド STAN’S NoTubes からリリースされている CREST のリム。実績があるこの CREST リムに軽量で強度に優れたカーボンリムモデルが追加されました。
それにShimano 12S用に開発されたMICRO SPLINEを採用したChris King R45 Discのハブで手組ホイールを組ませていただきました。
この、細かく刻まれた溝がShimano 12S用に適合する MICRO SPLINE です。
MICRO SPLINE を採用するには製造ライセンスが必要で、当初Shimanoは広く解禁しておりませんでした。しかし、昨年の暮れようやく完成車に採用されることが少ないマニア垂涎の高品質ハブブランドの Chris King、HOPE、White Industries、Tune にもライセンス基準を拡大し始めました。
言わば出来立てほやほやのChis King MICRO SPLINEのハブなのです!
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このハブに合わせてチョイスいただいたのが先に記述した STAN’S NoTubes の CREST カーボンモデルの CB7 です。
従来のアルミリムと同じくビードソケット・テクノロジー リムデザイン(BST)を採用してます。
多くのブランドのリム形状は、タイヤのビードをリムの奥深くまで押し込み、サイドウォールに圧力をかけて摩擦を引き起こしタイヤの体積を制限して、チューブレス使用のための十分なシールを形成できないような構造でした。
BSTリムはサイドウォールではなくタイヤのビードを固定するため、タイヤのサイドウォールが真の丸みを帯びた効果的なプロファイルになっています。それにより気密性の高いシールを形成します。その結果、低圧にできトラクションが向上し、転がり抵抗が減少します。形状が低く、サイドウォールの脆弱性が少ないBSTリムは、設計上軽量で強度が高く、耐パンク性も良好になっています。
しかも、ニップルのホールが微妙互い違いに設置してあり、FRONT と REAR で組み付ける方向が指定してあります。手組ホイールに打って付けです。
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MTBの29インチリム、Discハブながら 1450g に納まりました。
STAN’S CB7 King MICRO SPLINE
手組のカーボンホイールとしたらリーズナブル(?)ながら使い勝手は最高な品質でしょうね。U原様 ありがとうございます。
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新コロナウィルス 対応指針
ザ・カスタマイズ
日頃の足代わりや通勤に使いたいとのご要望があり、こちらの小径車のカスタマイズを承りました。
DAHON K3
安易に考えていた小径車のカスタマイズ依頼ですが、取り組んでみると独自規格のパーツだったり、ご要望に応えるスペックの部品が無かったりで大変勉強になりました。
抽出した部品郡でアイデアは良くても、いざ取り付ける段階になると上手く組付けれなかったり。。。
試行錯誤して、当初よりお時間をいただき納めさせていただいた「ザ・カスタマイズ」車はこちら
拘られたのはハンドル。他の構成部品は全体的なバランスを考え、シルエットを引き立たせるべくチョイスいたしました。
納車時にオーナー様の喜んでいただいたお顔が忘れられません。
ありがとうございました。
桜をもとめてソロ ライド
桜をもとめて
昨日は数名のお客様と桜の花をもとめて山間部方面へロングライド、サイクリングしてきました。
平坦路は向かい風基調でしたのでなかなかキツク
山がちになると風は弱まったものの
幾つもの橋と、トンネルを抜けてたどり着いた先には
ほとんど満開と言っていいくらいの桜並木が待ち受けていました。
満開の桜を愛でながらのんびりと帰路につきます。
それでも走った距離が距離だけに、最後は足が攣りそうな参加者の方もいましたが
(↑写真は折り返し地点の休憩)
脱落することなく完走。
最後はお店で美味お茶を皆さんでいただきました。
今週末まではなんとか桜は持ちそうですね。ショップライド開催予定ですのでご都合が合えばご参加ください。
人吉ツーリング
もうすぐ
より遠くへ、より速く、導いてくれる…
より遠くへ、より速く、導いてくれる。。。
米国で急速な広がりをみせているグラベルロード(レース)。それは本来サイクリストが本能的に求めている冒険心を心の底から満たしてくれるイベントかもしれません。
ここ日本においても、気負ってロードバイクを駆るより気軽に冒険的サイクリングを楽しみたいサイクリストが少しずつですが増えつつあると感じています。
そんな先進的な心意気をお持ちのお客様よりグラベルロードのオーダーをいただきました。
フレームが手元に入荷するまでに時間を要しますので、先ず手始めに取りかかったのが足回りから。
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さて、グラベルロードとして必要十分なホイールとは何か?
ウンテン用製品では「過剰」スペック、かといってロード用製品では「不十分」な可能性がある。色々とお客様とご相談した結果、選んでいただいたのがこちら!
ENVE Composites G23 700C
あの ENVE Composites がその名もグラベル用として開発したGシリーズのG23をチョイス。リム内幅は23mmという十分ワイドな700c カーボンチューブレスクリンチャー リム。
マウンテンバイク用リムからの技術を受け継いだワイド フックレス ビード。
今までのリム形状はリム打ちパンクに対するプロテクションが十分ではありません。
G23に採用されているこのワイドフックレスビードはリムのサイドウォール先端を従来よりも幅広な設計とすることで、リム打ちをした際の衝撃を分散しパンクを防止するデザインとなっています。またワイド形状により強度も向上しており、エネルギーを分散させる設計と相まってリムの破損も防ぐ高い耐久性も実現しているのです。
もちろん、HANDMADE IN THE USA(米国国内での生産の証)で製作担当者のネームが記されています。
このワイドで強固な作りでありながら重量は前後で1300g台前半に納まっています。

ハブはENVEと最も相性が良いChris king R45 discで組ませていただきました。
足回りの準備は完了しました!
本体(フレーム)が準備できるまでが待ち遠しいですが、もう暫くお待ちください。
降り出す前に
至高の愛車へ
昨年の末よりご依頼いただいていたクライアント様の愛車をようやく納車する運びになりました。
基になるフレームはこちら、
SCOTT FOIL PREMIUM DISC
そしてカラーをカスタマイズさせていただきました。
走行性を最終的につくりだす重要なホイールはこちらをチョイスいただいました。
(手組のENVE SES 5.6 DISC の作製に多大な時間を要してしました)
スプリンター脚質な方ですのでゴール前のシフトチェンジは下ハンを持ってからのスプリント、確実なシフトチェンジを出来ることが必須です。
サテライト スイッチを加工して、スプリンタースイッチへとして取り付けしました。
ロゴのピンクとバーテープ、そしてパイオニアのカバーのカラーが差し色として見事な調和を醸し出していますね。
おっと、
最後にさり気なく、チェーンにはKMCの X11SL ゴールドを選んでいただきました。もうこれ以上のカラーコディネートは、、、なにも言えません。
N山様 ありがとうございます。
そして、大変お待たせいたしました。










最後は向かい風で苦しめられましたが、無事に皆さん人吉駅に到着。







