ブレーキローターも交換が必要

ロードバイクにおいてディスクブレーキの認知度は飛躍的に拡大しています。当店でも販売するロードバイクの大半はディスクブレーキになりつつあります。499930065_9711433488955679_8836997227313290524_n

リムブレーキに比べ、あらゆる条件において安定した制動力を発揮します。ブレーキパッドもリムブレーキのそれに比べ減りが少なく長期間使用することが可能です。

エントリーユーザーにも扱いやすくオススメです。ただ、それゆえに忘れがち(気が付かない)ことがあります。

それは、ディスクローターの摩耗です。499913921_9711433362289025_6360716100857944438_n

えっ、ディスクローターって減るの?

そうなんですディスクブレーキローターも使えば減ってきます。

ほぼ新品のディスクロータ

ほぼ新品のディスクロータ


シマノのマニュアルにも
ディスクブレーキローターの厚みが1.5 mm以下の場合は使用しないでください。アルミ面が出てきた状態(上位機種は3層構造になっている)でも使用しないでください。ディスクブレーキローターが破損して転倒し、重傷を負う可能性があります。
と記述があります。

使われ過ぎたブレーキローター

使われ過ぎたブレーキローター


シマノのローターは新品の状態で1.8mmの厚さがあります。
(各社で若干ローターの厚さは違ってきます)

あるお客様がブレーキの効きが悪いとご相談があったのでブレーキパッドを交換すると同時にブレーキローターの厚みを測ってみると499871157_9711432208955807_676917844497640251_n

1.6mmほどに擦り減っていました。
(1.5mmに擦り減っていなくても表面が摩耗しすぎていたら交換のサインです)

これでは交換しないと正常な性能が発揮できないですよね。安全に直接関係する箇所なので早速交換させていただきました。

ノギスなどを用いて測定するとディスクブレーキローターの摩耗具合は判断しやすいですが、ノギスをお持ちでない場合も、ローターを側面から注視してみると段差のようなモノが確認できると思います。指の腹や爪などで、その段差のような部分をなぞってみて明らかに段差を確認できるようでしたらディスクブレーキローター交換のサインです。500228770_9711432865622408_3112036540780909351_n
辛抱せずすぐに新しいブレーキローターに交換することをお勧めします。