Onebyesuが誇るクロモリロードバイク「JFF#503」を、鮮やかなピンクカラーでご注文いただき、無事納車となりましたのでご紹介します。
Onebyesu JFF#503とは?
JFF#503は、クロモリパイプを使用したハンドメイドフレーム。細身でしなやかなシートステイのライン、エンドにはシンプルな「Ritchey Dropout Socket」を採用。乗り手の入力をしっかりと受け止めながらも、長距離でも疲れにくいしなやかさを併せ持つ、まさに”鉄フレームの完成形”ともいえる一台です。
ロードバイクにありがちな「軽さだけを追い求めた設計」とは一線を画し、質感・耐久性・修理性・乗り味のすべてを大切にする方に選ばれるモデルです。
クロモリフレームならではの“下準備”とは?
今回のJFF#503の組み付けにあたり、以下のような金属フレーム特有の下準備作業を行いました。
【フェイシング】
BBシェルやヘッドチューブの面をきれいに整える作業。面が歪んでいるとベアリングの寿命や回転性に悪影響を及ぼすため、精密に施工しました。
【タッピング】
ネジ山の確認・修正作業。工場出荷時には油や金属片、塗装被膜が残っていることがあるため、すべてのダボやBBネジなどを再タップしました。
【防錆処理(フレーム内部)】
クロモリはスチール素材なので、内側からのサビ対策が重要です。今回はフレーム内部に防錆オイルを塗布し、湿度の高い日本の環境でも長く乗っていただけるよう処置を施しました。
【その他、下準備】
フロントフォーク玉押しを圧入し、フロントフォークコラムの長さを決めたら適正の長さにカットします。
その後、プレッシャーアンカープラグを打ち込みフロントフォーク周りの完成です。
ピンクカラーの存在感
今回ご注文いただいたピンクは、Onebyesuならではのツヤのある深みと鮮やかさが共存した発色。晴れた日差しの下で見ると、フレーム全体がほんのりと輝き、街でも自然の中でも目を引く存在になります。
他の車体とも一線を画す、まさに“主役”になれる一台です。
最後に:クロモリだからこそ味わえる時間
量産されたカーボンフレームでは味わえない、一本ずつ手で仕上げられたクロモリフレームならではの温もりと存在感。
納車の際、お客様からも感謝のお言葉をいただき、嬉しい限りです。