写真で振り返る 2018年5月 SDA in 王滝②

レースの幕は切って落とされた。
昨年の上位入賞者や強豪選手は当然のように先頭に陣取りスタートしている。後ろに800人以上の大集団を従えて。Photo by:Sayako Ikeda

号砲が鳴り、2、3分経過して列が徐々に動き出した。
ガレた林道に突入するアスファルト区間で少しでも順位を上げておきたい。道いっぱいに広がる選手達を縫うように先へ先へ急いでゆく。しかし、進めど、進めど先頭は見えない。

アスファルト区間からいよいよ本格的な林道に突入した。
まだ大集団の中に居る。さながらラッシュアワーの通勤電車のような混み具合だ。
各選手は走力、走破力もまばらで足をつく者、砂利にハンドルを取られ転倒する者。
こ、これは・・・(大汗

早くこの混雑した大集団の中から脱出しなければと、ハンドルや肩を選手に当てながらも先を急いだ。
30分ほど上りとカオスな集団と格闘していると少しずつ目の前が開けてきた。
ようやく本来の走りができる。写真を撮る余裕もできてきた。
今回はコース変更があっているので、以前のタイムはあまり当てにならない。速いのか?遅いのか?自分の感覚だけが頼りだ。
今までの経験では終盤に脚が終わる感覚があったので抑え目に、慎重に走り距離を伸ばしてゆく。王滝のコース、最奥のダム湖を回ってゆく。折り返し地点だ。
もうこの頃は前にも後ろにも選手が居らず、一人淡々と走っていたのだが、目の前に5,6人の集団を捕らえたのでペースを上げて抜いて行った。
いったい全体、後何人抜けばいいのか・・・

小集団を抜きざま、一人の選手が追走して来たので訊いてみた。
「先頭は後、何人ぐらいでしょうか?」
「20人ぐらい先に居ますよ!」後、20人か・・・総合上位に絡むのは無理かもしれない。
弱気な心が芽生えたが少しでも前に、前にと追走して来た選手と抜きつ抜かれつを繰り返しゴールに向かって二人でハイペースを刻んでいった。

つづく

写真で振り返る 2018年5月 SDA in 王滝①

SDA in 王滝の結果は先日お伝えしましたが、写真でゆっくり振り返ってみたいと思います。
日曜日に長野県王滝村で開催されるSDA in 王滝に出場するために、土曜の早朝から車で移動。その最中にニュースが飛び込んできた。
どうやら今年の王滝のコースは変更される可能性があると。詳細、地図は纏めているのでしばらく待ってくださいと。
何で今頃、と思いもしたが主催者の判断なので仕方がない。王滝に近づいてくるとワクワク、緊張が高まって来る。奥に見える山が霊山、御岳山。

会場の松原スポーツ公園に到着。既に競技説明とウェルカムパーティーが始まっていた。
会場に張り出されていた掲示板を確認すると、従来より半分ほど変更されたコース図が提示されてた。前の豪雨の景況で林道の寸断箇所が幾つもあり、前日まで復旧に取り組んでみたが完全復旧は難しく泣く泣くコースを変更した旨の案内があった。

いつものコースなら獲得標高、コースプロファイル、走行タイム等、確固とした目標値があるのだが全く新しいコースとなるとそれが無い。
加えて、いつも競い合う強敵手がシングルスピードと言う別のカテゴリーで出走する。競いたい相手、目標タイムが不明瞭になりモチベーションが下がってゆくのが感じられた。

レース当日
何か自分のモチベーションを高めるため、以前からやってみたかった事を実現することにした。
それは最後尾からどこまで順位を上げれるかの挑戦!
いつもなら朝4時半のスタート場所取り解禁のため早く会場入りするのだが、今回は最後尾出走なのでのんびりと朝食を摂り5時過ぎに会場へ入る。
既に目の前にはどこまでも続くMTBの列が出来上がっていた。
定刻の6時にスタートの合図が鳴らされる。はるか彼方で最前列の選手達が脱兎のようにスタートしていった。
未だこちらは身動き一つしない。
前列でスタートを順を待つ800人以上のMTBライダー
さあ、どこまで追い上げることができるのか?
友人と硬い握手を交わしおもむろにペダルに力を込めた。
つづく

ショップ練中止いたします

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26日は早朝より雨のようですので中止いたします。
5月26日(土曜)は ショップをおこないます。

◆26日(土曜) 当店7時集合~10時終了 ロード走行会
・対象者:中級者~・走行距離:58㎞程度(南関、玉名方面山岳コース)
予定コースは こちら になります。

お客様も多く出場される壱岐サイクルフェスティバルが近づいてきてます。
レースを楽しめるよう上げて行きましょう!

2018年5月 SDA in 王滝結果

2018年5月 SDA in 王滝 無事走り終えてきました。
総合21位、年齢別で5位と言う、ほろ苦い結果になってしまいました。
色々とイレギュラーな事がありましたが、それも含めて全て王滝です。 今回も色々な出会いと思い出があふれかえっています。
少しづつ王滝の魅力を皆様にご案内して良ければと思います。お楽しみください。

完組? 手組か?

昨今の自転車雑誌を見てもホイールと言えば、いわゆる完組ホイールが羅列してありますね。
完組ホイールはメーカーが目的や用途によりホイールの特性が一番発揮できるように各部品が専用設計してあります。ディープホイールにはディープホイールのためのスポークやハブ、リム。軽量のロープロファイルホイールには軽量になるためのリムやハブ等々。
その分コストがかかり価格が跳ね上がってきてしまうのは致し方が無いとこです。
完組ホイールでも価格を抑えるには部品の材質を落としたり、形状を変えたりして妥協しなければならなくなります。

そのなかで
当店では相変わらず手組のホイールのご依頼が多く、ありがたいことです。
手組ホイールをご依頼いただくときに説明するのは
手組ホイールは幾ら費用、手間をかけても完組ホイールに近づけますが、完組ホイールを凌駕する性能は難しいです。
しかし、手組ホイールはお客様の用途に合わせた、好みの仕様に作り上げることができます。例えば重量面だけを比べてみると、おおよそ半額の値段で1,100gと超軽量部類に入るホイールを作り上げることができます。
プロほど脚力と資金が無いアマチュアのヒルクライマーでしたら必要十分な仕様と言って良いでしょう。それにご予算のなかで色々とカスタマイズできるのも魅力の一つです。あなただけのホイールが出来上がります。

今回もとあるお客様に手組のホイールをご依頼いただきました。
ハブは転がりの要であることからDura9000系で、後輪のリムはDTのアシンメトリックリムを使わせていただきました。
今回、組んでいただいたホイールでどんどんサイクルイベントに出場されることでしょう。
N村様 ありがとうございます。
K田様 お待たせしております。今暫くお待ちください。

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5月19日(土曜)~21日(月曜)は 『SDA in 王滝』参戦のためお休みします。
ご迷惑をおかけいたしますが、宜しくお願いします。

今年もやってきました、この日が!
国内最大の長距離MTBレース セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝(SDA in 王滝)HP:http://www.powersports.co.jp/sda/18_otaki_bike_5/index.htm
国内外から強豪が長野県王滝村に集い戦いを繰り広げます。今年はどんなストーリーが生まれるのでしょうか?
悔いが残らないように走り切ってきます。

セキアヒルズカップMTB2時間耐久

セキアヒルズカップMTB2時間耐久レース会場にて、今回も『洗車de募金』を開催させていただきました。
この『洗車de募金』は一台500円で自転車の洗車をさせていただき、その収益の半分を募金の方に寄付するというコンセプトです。

雨が心配されてましたが、レースが終わるまではなんとか降られず洗車の作業も無事終えることができました。 今回も多くの洗車のご依頼ありがとうございました。
またのご利用をお待ちしています。
収益の半額は募金の方へ寄付するとともに後日報告いたします。

レースの方は一週間後に迫る SDA in 王滝 を仮定してマイペースで走ることを念頭に最後尾からスタート周回を重ねる毎に順位を上げ、何とか最多ラップを刻むことができました。
このセキアヒルズカップMTB2時間耐久レースは
MTBで2時間走るというイベントではありますが、老若男女問わず楽しめる和気あいあいとしたMTBイベントです。レースが終わった後はセキアヒルズの温泉とランチバイキングを思う存分楽しめます。走って楽し、食べて満足の一粒で二度美味しいイベントですので是非参加されてみてください。
次は秋に開催予定です。

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5月12日(土曜)は ショップをおこないます。
◆12日(土曜) 当店7時集合~10時終了 ロード走行会
・対象者:初級者~・走行距離:60㎞程度(長洲、玉名方面平坦コース)
予定コースは こちら になります。

5月13日(日曜)はセキアMTB2時間耐久の為 13時頃 よりの営業となります。
ご迷惑をおかけしますが、宜しくお願いします。
セキアヒルズMTB2時間耐久:http://www.sekiahills-cup.com/

らくちん、悩み解決!

自転車用スタンドや展示台の雄、ミノウラが作る画期的な新しいバイクスタンドが入荷しました。

こ、これは?
一見すると単なるワイヤーの造形物に見えるこの物体が、実は今回発売された優れもののバイクスタンドです。では、どうやって使用するのでしょうか?
簡単です。自転車の車輪をこのスタンドの上に乗せると・・・

あら不思議
上部のワイヤー枠が車輪を挟み込みカッチリと固定してくれます。
驚くのはその適合範囲。普通のロードバイクタイヤからマウンテンバイクの2.25インチの極太タイヤまで確り挟み込んでくれます。自転車を左右に揺らしても倒れる素振りも見られません。
自宅のガレージから遠征先でも活躍してくれること間違い無しです。
DSX-1 販売価格:3,780円(税込)


もう一つのスタンドがこちら最近特に販売される車種が多くなってきたスルーアクスルにも対応するバイクスタンドです。今までになかった左側の形状があらゆるレバーを確りと掴んでくれます。
そして、よくぞミノウラさん、発見(おおげさ?)してくれた!と感心するのが右側のアダプター部 クイックレリーズ式は突起物があるのですが、スルーアクスル式はフレームにネジ込んで固定するのでスタンドを固定するための突起物が存在しません。
では、どうやってスタンドを固定させるのか?
それはこの小さく突き出たポッチ。
スルーアクスルの軸端をよく確認してみると、ほぼ全てのアクスル端にぽっかりと穴が開いています。それをスタンドを固定する事に用いたのです。 素晴らしい!
この一台で固定し辛かったカンパ、マビック、フルクラムのクイック式から、スルーアクスルの自転車でもスタンドで固定できて安心してドライブトレインのメンテナンスもできますね。
DS-30MP 販売価格:3,024円(税込)

連休後半は

大型連休も終わり日常に戻られ、ほっと一息(ぽっかり穴が開いた)気持ちになられている方も多いかと思います。当店も少しお休みをいただきましたが、後半はお店を開けておりましたので多くのお客様で賑わいました。
土曜のショップ練には初めての方も数名ご参加いただき18名ほどで大変賑やかなライドとなりました。
意外だったのは連休中にもかかわらず、裏道(マイナー)な道を選択したのが良かったのか交通量もそこそこで、とても走りやすく快適にライドを楽しむことができました。
基本的に3~5名のグループに分けて走行するのですが、これだけ多いとそれぞれの脚力が揃わなくなってきますね。
休憩を取るたびに足が揃うメンバーにリ・グループしてなるだけストレスが無いようなグループライドになるように心がけしました。
参加された皆さん、いかがだったでしょうか?ロングライドイベント、レースイベント真っ盛りです。
完走や納得がゆく結果を得るために楽しく頑張って乗りこんで行きましょう!